木炭案内人

「木炭こぼれ話 マテバシイ」


マテバシイの木はご存知ですか?
マテバシイはマテバガシ、トウジガシともいい、待てば椎、待てば樫という意味です。
椎の木も樫の木もブナ科の常緑樹で、どんぐりが生ります。
マテバシイ(マテバガシ)もブナ科の常緑樹で、どんぐりが生ります。
「あたしゃもひとつ背が欲しい〜」という歌がありましたが、(古い!)
椎の木や樫の木よりも丈が低いのがマテバシイなんです。
もう少し大きくなれば椎の木になるのでは?とか、
もう少し大きくなったら樫の木になるのでは?との期待感からつけられた名前!
樫の木は堅木で家具、建材、炭にしてもピカイチですから、
期待感も大きかったでしょうね〜
でも樹種としては椎の木に近いようです。

天羽地区ではこのマテバシイをシイタケのほだ木に使っている農家さんがあります。
マテバシイのどんぐりだけはあく抜きをしなくても食べられる優れもの。
そのせいかはわかりませんが、天羽地区にも多く植えられ、
大貫地区にものり網に利用していたこともあって多く植えられているそうです。
マテバシイは乾燥に弱く、ほどよい湿度を保つため切りだした木は
地面に竹を敷いてから積み上げていく。きめ細かな管理が必要なうえ
ほだ木としての寿命も短いそうで、課題も抱えた取り組みですが、
地産地消のために頑張って下さって、有難いですね。
マテバシイのほだ木で育った椎茸をマテバシイの木炭で炙って食べる!
究極の千産地消ですよね。

当店ではマテバシイと樫は別の木炭として取り扱っておりますが、
他の業者様の中にはトウジガシの別名を利用し樫の木炭とはして販売して
おられる方もあるようですので念のため。

マテバシイの葉

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