木炭案内人

木炭雑学 かぐや姫の竹と竹炭

昔話のかぐや姫はご存じですよね?
子どものいない老夫婦の、おじいさんが竹藪に竹を切りに行くと、
一本だけ金色に輝く竹があり、その竹を切ってみると、
可愛らしい女の赤ちゃんが入っていました。
かぐや姫と名付けられた彼女は美しい女性に成長し、
数多の殿方に求婚されるも無理難題をお願いして断り続けます。
遂に帝に求婚され、困り果てた老夫婦にお礼を言うと、
月からのお迎えの列が来て、かぐや姫は別れを惜しみつつ月へ戻ります。

さて、ここで問題です。
かぐや姫が入っていたのは、数ある竹の中でもどの竹でしょう?
以前、読売新聞に小学生の理科研究作品で特別賞を受賞したものの記事があり、
「かぐや姫の入っていた竹はどれか、数種類の竹から考える」というものがあり
もし、かぐや姫が何日も竹に入っていたなら、どの竹が最も過ごしやすいか。
竹の中の気温と外気温を計測し、かぐや姫の大きさや時代背景からも、
姫が見つかったのは孟宗竹ではなく真竹ということがわかったそうです。

頭の良いお子さんは日本昔話も実証してみせるんだ!と感心しましたね。
彼はもしかして、金の卵ならぬ、金のタケノコなのかも笑

じゃ、竹炭に使われる竹はどれか?
これは生産者でなければわからないのですが、
一般的に太い竹炭であれば孟宗竹ですね。
真竹は細めですから、一本なりで細い竹炭はそうかもしれません。
竹炭は割れやすいのが玉にキズですが、竹炭であれば割れても欠けても
多孔質の炭であることに変わりはありません。
木炭同様に湿気取りや土壌改良にもお使いになれます。
竹炭
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