木炭案内人

知っていれば慌てない、木炭の着火方法

最近、地震や自然災害が多いですね。
木炭を備蓄に加える方も増えてきました。
木炭の着火方法にはいろいろなやり方が。
木炭活用講座で書いたように
七輪とガスバーナーで付ける方法、
火起こしに入れガスコンロで熱する方法。
この2つは簡単で初心者にはオススメです。
では、アウトドアで炭をおこす時のやり方を説明します。

木炭は熾れば炎が出ていなくても熱いので
トングや火バサミ・火箸を用意しましょう。
また、火消し壺があればBBQ終わりに木炭を消したい時にも便利。
ボタンまず着火剤を用意します。
市販のものが一番簡単ですが、
忘れてしまっても大丈夫!
手軽に牛乳パックでも作れますよ。
作り方
1.牛乳パックの内側をよく拭きます。
2.上から下へらせん状に2センチ位の幅で切ります。
3.それを5等分に切り、丸めると牛乳パックのマリ状になります。
4.これで空気も通る簡易着火剤の出来上り!

ポテトチップも着火剤として使えますし、
キッチンペーパーにサラダ油を染み込ませたものでもO.K.
☆☆
使用済みの割り箸を折り先が細くなった物や
新聞紙をねじったり、松ぼっくりは
着火剤に足してほだぎ代わりに使えます。
子どもに松ぼっくり拾いをお手伝いさせて
それを使って火を熾すのを見せれば
「〇〇君の松ぼっくりで火がついた〜」
と大喜び!
パパの株も急上昇!間違いなし?!
ボタン次に木炭を組みます。
組み方
1.バーベキューコンロに木炭をピラミッド状に積みます。
2.その時、一部を入口のように開けておくこと。
3.その隙間に着火剤を入れておきます
4.ピラミッドの中心は空洞にしておきます
5.マッチで一番下の着火剤に火をつけます
6.一瞬にしてピラミッドの中心に火柱が!
7.炭が赤くなったらうちわで15分ほど風を送ります。
8.炭が白っぽくなれば、崩してそのまま使えます。

災害などでバーベキューコンロがない場合
平らな地面にブロックを積んで下に アルミ箔を敷けば簡易コンロになります。
お湯を沸かすくらいなら素焼きに植木鉢に土を入れてもO.K.
網を載せてアルミ箔に食材を載せれば焼けますし、
アルミ箔に包めば、文字通りのホイル焼。
☆☆
火が熾った木炭をナナメにして積めば、
網から木炭に近いところが強火、
中ほどが中火、下が弱火と木炭から
食材までの距離で火加減が調節可能。
これは意外に便利なんですよ。
食材がコゲ焦げということも少なくてすみます。
ボタン七輪で木炭に着火する時の注意事項
七輪で炭を熾す時は火をつけたらうちわでどんどん煽いで
木炭全体に火が回るまで煽ぎましょう。
七輪で火加減を調節する時には五徳を使うか
下の調節口の開閉で加減しましょう。

ボタン木炭を消化する時の注意事項
消火は炭に水をかけただけでは消えません
炭の芯の部分からまた発火してしまいます
ニシキ備長炭や備長炭を消火する時に
よくやる方法はバケツに水をはり、
炭を1つづつ水の中にそっと落とすこと
水蒸気爆発のようになりますから、一度にやってはいけません。
プシューという音がしたら大丈夫です。
30秒ほどで完全消火できます。

黒炭は水を含むと使えなくなる可能性が。
粉々に割れてしまいますから。
黒炭を消火するなら火消壺に入れれば
消し炭として次回のBBQで使えます。
土や砂をかけて消したり、穴を掘って埋めるのはNG
後から来た犬が火傷する事故や環境汚染になります。

くれぐれも火の始末には気をつけて下さい。

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