灰の思いがけない使い方


灰ってどんなイメージがありますか?
灰はアルカリ性なので春のゼンマイやワラビのあく抜きや
土壌改良に使う程度だと私も思ってました。
が、先日NHKのお昼の放送で、思いがけない灰の使い方を
視聴したのでそのお話をします。

バー
場所は新潟県村上市。
灰を水にひたしその上澄み液にもち米をひたします。
それをお餅について笹でくるみ保存食にすると
常温で1カ月は持つそうです。
灰のアルカリ性の効果で殺菌されるようです。
「あくささもち」という名前だそうです。
また、「しな布」のいうのが紹介されていました。
シナという木の皮のバッグができていましたが、
シナの木の皮を灰の汁で煮て細胞壁を溶かし、繊維だけにし
その繊維から糸を作り布を織り上げるというものです。
独特の光沢のある素敵なバッグでした。
灰の使い方にもいろいろあるのだと改めて思いましたね。
バー
皆さん、木炭の中でも備長炭はどうやって作るのかご存知ですよね。
備長炭は窯の中の温度を1200度まで熱し、燃えている炭を
窯から取り出し、炭灰(すばい)と呼ばれる灰をかけて炭化を止めます。
室外消火法というやり方ですが、このために備長炭には灰の白い色が残り
木炭の黒炭に対し、備長炭は白炭と呼ばれているのです。
昔の人の知恵はすごいですよね。

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